ハンガリーからはがきを出してみる

こんにちは。

旅先から絵葉書を送るのはいつの時代も変わらない旅の醍醐味ですよね。

先日スペイン旅行に行っていたお友達から葉書が届いてとっても嬉しかったので、

nymphaea506.hatenablog.com私もハンガリーの郵便事情について少しだけまとめてみようと思います。

(ここで言うのもなんですが最後のおまけがたぶん一番面白いです)

 

 

ハンガリー郵便 Magyar Posta の信頼度

 旧共産圏の中では信頼度は高い方であるようです。

 私はこれまでにハンガリーから十数枚の葉書を送っていますが、時間がかかることはあっても(後述)すべて届いています。地方都市であるデブレツェンから送ったこともありますが、2週間ほどで届いていました。また、郵便局の窓口から出したものも、ポストから出したものも両方問題なく届きました(小包については未経験なので省きます)。

 以上の経験から、私はいつも比較的安心してハンガリーから葉書を出しています。

 

絵葉書を買う

 至る所で売られています。一番メジャーなのはドナウ川の夜景の写真と「Budapest」という文字が入っているものですね。なかなか美しいものもあって、私も何枚か買ったことがあります、が、ブダペシュトで出し忘れて結局出さずじまいになったりしたので他都市もまわる方にはあまりおすすめできません(笑)

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行き場をなくした絵葉書たち

 私のおすすめは教会や博物館で売られている絵葉書です。

 教会のものは内部の絵画や建築の美しい写真が絵葉書になっていて、とても綺麗なものが多いです。以前紹介したマーチャーシュ教会や聖イシュトヴァーン大聖堂は品揃えがよいです。難点はハンガリー感が少ないということでしょうか…

 博物館のものは、古写真が絵葉書になっていることが多く歴史好きな方にはダントツおすすめできます。ハンガリー国立博物館、ブダペシュト民族博物館などで売られています。特に2017年に行ったとき、民族博物館では可愛い絵葉書があって、3,4枚ずつ買ってしまったほどです。今もあるかは分かりませんが、ミュージアムショップには入館せずとも入れるのでご興味のある方はぜひ。ただし7月中旬から8月末まではヴァカンスで開いていないので注意!

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右二枚は民俗博物館で買いました。自転車ではしゃぐ女の子の古写真が可愛い

 

 

文面を書く

 観光の感想など!

 私はだいたい葉書一枚では書き切れなくなります。

 

宛名を書く

 「JAPAN, TOKYO(都市名)」とさえ赤字で大きく書いておけば、あとは住所も宛名も日本語で書いて問題ありませんでした。

 

 優先郵便にしたい場合は、「PRIORITY」とこちらも大きく赤字で書きます。

 優先郵便とは単純に言うと速く届くというものですが、優先で出しても1ヶ月以上かかったことがあるので私はあまり信用していません(笑)なぜか船で日本まで来たようでした。ちゃんと速く届くと、ブダペシュトから東京まで約1週間あれば届きます。普通郵便とは何十円かしか変わらないので、速いといいな〜という軽いノリで書いておくといいと思います。

 

 ちなみに赤ペンを忘れて黒字で太く囲んで書いても届いたので、とりあえず目立たせれば大丈夫そうです。が、できれば赤がいいと思います。

 

出す

 最大の難関です。郵便を出すには、①郵便局の窓口で出す②切手を買ってポストから出す のふたつの方法があります。

 

①郵便局の窓口で出す

 ハンガリーの郵便局は、「POSTA」と書かれラッパのマークが付いた緑の看板が目印です。特に探さなくても、大きい道の角などにたくさんありました。これも共産主義時代の名残…?

 中に入ったら、窓口が何個かあるので空いているところに話しかけます。場所によっては日本の郵便局みたいに番号発行機が置かれている場合もありますが、ハンガリー語の説明しかなく、用件によって分かれているので先に聞いてしまった方が早いです。

 

 このカードを日本に送りたいのですが、と英語で聞けば大体通じました。

…中には英語が分からない局員さんもいるようですが、ジャパンはさすがに通じるのでなんとなく察してくれます(雑)。ブダペシュトの人は大体英語が通じましたが、地方都市だとほぼ通じなかった記憶があります…

 ジャパンでだめだったらヤパンと言えば絶対分かってくれます。

 

 英語が分かる局員さんなら英語で、分からない方だったら筆談で値段を教えてくれるはずなのでその通りに払ってカードを渡して完了です。

 

 

②切手を買ってポストで出す

 郵便局で切手を買おうとすると種類がありすぎてややこしいので、「切手あります」と書いてあるお土産屋さんで買うのが一番だという結論に至りました(英語も通じますし)。

 一度に何枚か買っておけば、博物館などで買った葉書のために買い足さずにすんで楽だと思います。余ったら旅の記念にもなります。

 

 ポストはいたるところにありました。駅の中にもあるくらいなので、見つけ次第投函すれば完了です!

 

 

 

おまけ(?)

 私の持っている比較的レアだと思われる絵葉書たち。

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 左は短期で留学してた大学の売店で買ったもの。写真の雰囲気から、少なくとも80〜90年代から置きっ放しだったのではと思われます。めちゃレトロ…!ブダペシュトではどこいってもこういうのなかったので、もうないんじゃないかしら。

 Gratulálunkとは「おめでとう!」という意味。

 

 右のものは蚤の市エチェリで買いました。

 お店のおじさんには「いいの見つけたね、戦争前の古いのだよ」と言われたのだけど、一次なのか二次なのか聞きそびれて分からず。何とか調べてみたところ、書かれている文の文法がかなり古そうなので(検索したら1915年の新聞しかヒットしなかったので現行の文法ではない可能性大)、おそらく一次大戦の前かな…という結論に至りました。

 となると1910年代以前…イギリスで言うとエドワード朝、ひょっとしたらヴィクトリア朝?エリーザベトやアンナ・パヴロワの生きた時代とほぼ同じと考えるとすごく不思議な気分になります。

 こういうことがあるから素人ながら蚤の市漁りはやめられません!